社長メッセージ

売上高・利益ともに過去最高を更新しました
「創る力」と「造る力」を深化させ、「会社を強くする」ことに注力してまいります

事業環境・業績

2025年度は、生成AIの需要拡大を背景にデータセンタ向け投資が引き続き拡大し、高性能半導体向け需要は高水準で推移しました。PC・スマートフォン向け需要にも緩やかな回復が見られた一方、EV需要の鈍化を背景にパワー半導体向け需要は低調に推移するなど、用途別には強弱が見られました。

このような事業環境のもと、精密加工装置の出荷は、高性能半導体向けの高付加価値製品を中心に好調に推移しました。また、消耗品である精密加工ツールの出荷についても、顧客の設備稼働率等に連動して高水準で推移しました。その結果、当期の出荷額・売上高ともに過去最高を記録しました。

損益面では、製品および用途構成の変化に伴うGP率の変動や、人件費・研究開発費の増加があったものの、売上高の増加および高付加価値製品の収益寄与により、増収増益となりました。これにより、6期連続で最高益を更新しました。

株主還元につきましては、配当方針に基づき、業績連動型の配当および余剰資金からの追加配当を上乗せして1株あたりの配当金は過去最高の年間505円とさせていただきました(中間129円、期末376円)。

今後の見通し

引き続きPC・スマートフォンなど最終製品需要の本格的な回復が見られない一方で、生成AIを中心とした新たな需要拡大と技術革新への期待が高まっています。

新しい技術が市場で立ち上がるタイミングを予測することは困難ですが、中長期視点で多様な研究開発テーマに取り組み、対応力を高め続けることが、結果的にその時々に必要とされる需要に応えることにつながると考えております。

今後さらに増加が見込まれるお客様からの技術開発テーマに対応するため、当社は羽田R&Dセンターの新棟建設に加え、広島事業所・郷原工場の建築を進めてまいります。研究開発機能と製造機能の双方を強化することで、高度化・多様化するお客様の課題に対応できる体制の構築を進めてまいります。

当社は、製造拠点を単なる生産機能ではなく、技術革新、市場対応力、競争力の源泉と位置付けており、自社内に製造機能を保有し続け、開発と製造を密接に連携させることで、技術開発における「創る力」と、物づくりにおける「造る力」を深化させてまいります。

引き続き「高度なKiru・Kezuru・Migaku技術」に全力で取り組むことでステークホルダーとの価値交換性の向上を図ってまいります。

また、企業理念である「DISCO VALUES」を基盤にWill会計やPIM活動などを通じて、組織経営と事業経営の両面をさらに磨き込み、「会社を強くする」ことで企業価値の向上に努めてまいります。
ステークホルダーの皆様におかれましては、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2026年6月
代表執行役社長 関家 一馬